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中国語サイト制作 完全ガイド〔Baidu SEO・ICPライセンス・簡体/繁体・WeChat〕

作成者: UDX 編集部|Jan 1, 1970 12:00:00 AM

中国語サイト制作 完全ガイド〔Baidu SEO・ICPライセンス・簡体/繁体・WeChat〕

この記事のポイント
- 中国本土ではGoogleがブロックされBaiduが約75%・Facebook/X/YouTubeも使えない(WeChat/Weibo/Douyin/Bilibiliが主流)ため、英語サイトでは届かない
- 簡体字(中国本土・Baidu)と繁体字(台湾・香港・Google)は明確に分けて制作。両方狙うならhreflangでzh-CN/zh-TW/zh-HKを指定
- 中国本土サーバーホスティングにはICPライセンスが必須(取得2〜3ヶ月)。商業サイトは追加でICP許可証も必要(さらに3〜6ヶ月)
- Baidu SEOはGoogleと7点異なる:①中国国内ホスティングを優遇 ②表示速度を厳格評価 ③メタkeywords今も有効 ④国内サイト被リンク重視 ⑤Baidu Tongji設置 ⑥静的HTML有利 ⑦新規ドメインのインデックスが遅い
- UDXは中国語サイト制作・ICP取得サポート・Baidu SEO・WeChat公式アカウント構築・越境EC(Tmall Global/JD Worldwide)出店まで一気通貫支援

中国本土の市場(人口14億人・eコマース世界最大)にデジタルでアプローチするには、英語サイトでは届きません。本記事では、中国語サイト制作・Baidu SEO・ICPライセンス取得まで、UDXの中国向けサイト構築実績をもとに必要なすべてを解説します。

なぜ中国向けには専用サイトが必要なのか

  • 中国本土ではGoogleがブロックされており、検索シェアはBaidu(百度)が約75%
  • 同様にFacebook、Instagram、X(Twitter)、YouTubeも使えない(→ WeChat、Weibo、Douyin、Bilibiliが主流)
  • 海外(日本含む)にホストされたサイトは中国本土からの表示速度が遅く、SEOでも不利
  • 中国語UIや決済(Alipay、WeChat Pay)対応がないと信頼性が大きく低下
  • 中国本土のBtoB購買担当者は「中国語サイトを持たない企業=中国市場に本気でない」と判断する傾向

簡体字 vs 繁体字 どちらを選ぶか

言語対象地域主要検索エンジンサイトホスティング
簡体字(zh-CN)中国本土Baidu中国国内ホスティング+ICPライセンス必須
繁体字(zh-TW / zh-HK)台湾・香港・マカオGoogle(一部Yahoo!)海外ホスティング可

両方狙うなら、サブディレクトリ or サブドメインで明確に分け、hreflang で zh-CN / zh-TW / zh-HK を指定します。簡体字と繁体字は文字が異なるだけでなく、商習慣・好まれるUIデザイン・コピーのトーンも異なるため、単なる文字変換ツールでの自動変換は推奨されません。

ICPライセンスとは — 中国国内サイト運営の必須許可

中国本土にサーバーを置く場合、ICP(Internet Content Provider)ライセンスの取得が法令で必須。取得には以下が必要:

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  • 中国国内法人(または現地パートナーとの提携)
  • 取得期間:通常2〜3ヶ月(ICP備案)/商業サイトは追加でICP許可証も必要(さらに3〜6ヶ月)
  • 取得後もコンテンツ規制(政治・宗教等)の監視が必要
  • 担当者の中国国内連絡先・実名登録が必須

ICPなしで運営したい場合は、香港や日本のサーバーに繁体字サイトを置く構成が現実的。ただし表示速度はBaidu SEOで不利になります。中国本土の市場を本気で狙うなら、長期視点でICP取得を計画すべきです。

Baidu SEO の Google との違い 7点

  1. 中国国内ホスティング・ICPで圏内サイトとして優遇:海外ホスティングは大幅減点。日本や香港のサーバーだとどんなにコンテンツが良くても上位表示が困難。
  2. 表示速度を厳しく評価:中国本土からの実測値ベース。海外サーバーは物理的に不利。
  3. メタkeywordsタグを今も評価対象(Googleは廃止済)。Baidu向けには <meta name="keywords"> の適切な記述が必要。
  4. 被リンクは中国国内サイトからのものを重視:海外ドメインからのリンクは効果薄。中国国内メディア・業界サイトからの被リンク獲得施策が必要。
  5. Baidu Statistics / Baidu Tongji の設置がGAより重要。Baiduクローラーへのインデックス申請にも使う。
  6. Flash・JavaScript重視の動的レンダリングが弱い:静的HTMLが有利。Next.js/React等のSPAはSSR/SSG構成が必須。
  7. 新規ドメインのインデックスに時間がかかる:Baiduのクロールは保守的。インデックス申請・サイトマップ提出・継続的なコンテンツ更新で半年〜1年の助走期間を見込む。

中国向けサイトのデザイン慣習

  • テキスト密度が日本より高い(情報量を詰める):日本のシンプルなUIをそのまま持ち込むと「情報量不足」と判断される
  • 赤・金など縁起色を重視:BtoB領域でも赤系のアクセントが信頼感を高める
  • QRコード(WeChat)からの問い合わせ動線が標準:メール・電話より優先される
  • 動画コンテンツ(Bilibili・Douyin埋め込み)が信頼性を高める
  • 会社情報・許認可情報を明示することで信頼獲得:日本以上に「実在する企業か」を確認する文化

中国向けサイト 制作・運用費用

項目費用目安
中国語サイト制作(簡体字10ページ)200〜500万円
ICPライセンス取得サポート30〜80万円
中国国内ホスティング(月額)1〜5万円
Baidu SEO運用(月額)15〜50万円
WeChat公式アカウント構築・運用初期30万円+月10〜30万円
越境EC出店支援(Tmall Global/JD Worldwide)初期100〜300万円+月20〜80万円

台湾・香港向け(繁体字)の場合

ICPライセンスが不要な分、ハードルは低いです。Google SEO中心で、フォントは繁体字(NotoSerifTC / MicrosoftJhengHei等)。台湾はLINE、香港はWhatsAppなど主要メッセージングが異なる点に注意。台湾はBtoB商談でもLINE公式アカウントが一般的な連絡手段になっており、サイト上にLINE QRコードを設置することが標準的です。

UDXの中国向け支援メニュー

  • 中国語サイト(簡体/繁体)制作・リニューアル
  • ICPライセンス取得サポート(パートナー連携)
  • Baidu SEO戦略立案・運用
  • WeChat公式アカウント構築・運用
  • 越境EC(Tmall Global / JD Worldwide)出店支援
  • 中国国内代理店・パートナー探索支援

制作前チェックリスト

  • □ 中国本土向け(簡体字)か台湾・香港向け(繁体字)か明確化したか
  • □ ICPライセンス取得の判断をしたか(中国国内ホスティングの可否)
  • □ 中国国内法人/パートナーが確保できているか
  • □ WeChat運用体制(中国語ネイティブ担当者)を確保できるか
  • □ BaiduとGoogle両方への対応方針を決めたか
  • □ コンテンツ規制リスク(政治・宗教等)を理解しているか

WeChat公式アカウント運用の基本

中国本土BtoBでは、WeChat公式アカウント(Official Account)が「企業の名刺」「コンテンツ配信媒体」「顧客とのチャネル」を兼ねる存在。サイトと並行してWeChat公式アカウントを運用することで、認知拡大とリード獲得の両方を実現できます。

WeChat公式アカウントの種類

  • Subscription Account(订阅号):1日1回投稿可能、メッセージ機能制限あり。コンテンツマーケティング中心。年間費約2万円。
  • Service Account(服务号):1ヶ月4回投稿のみだが、リッチなメッセージ機能、決済・予約・顧客管理連携可能。BtoB企業はこちら推奨。年間費約2万円+認証手数料。

運用の標準フロー

  1. 中国本土法人または代行業者経由で公式アカウント開設(取得期間1〜2ヶ月)
  2. QRコード生成・サイト/名刺/展示会ブースへの掲載
  3. 月2〜4回の業界ノウハウ・事例コンテンツ配信
  4. 個別問い合わせへの中国語ネイティブ対応
  5. WeChat Mini Program連携でフォーム・予約・カタログ閲覧を提供

Baidu広告(百度推广)活用ガイド

Baidu SEO(オーガニック)に加えて、Baidu PPC広告(百度推广)を組み合わせることで、即効性のあるトラフィック獲得が可能。Baidu PPCは中国本土法人+ICPライセンスがあれば運用可能で、Google広告と類似した管理画面を持ちます。

Baidu PPC 運用の基本

  • キーワード入札制度(CPC課金)
  • 業種により1クリック単価は5〜100元(100〜2,000円)
  • 最低出稿金額:6,000元〜(約12万円)
  • 運用代行手数料:広告費の10〜20%が相場
  • BtoB業種は商談に至るまで複数回のタッチが必要なため、Baidu広告→ランディングページ→WeChat友達追加の動線設計が効果的

越境EC:Tmall Global と JD Worldwide

BtoC消費財(食品・コスメ・サプリ・家電等)を中国本土で販売したい場合、越境EC(Cross-Border E-commerce)の利用が現実的。中国本土法人なしで販売可能で、商品の中国国内通関手続きを省略できます。

Tmall Global(天猫国际)

  • アリババグループ運営の最大級越境ECプラットフォーム
  • BtoC品(食品・コスメ・サプリ・家電等)が中心
  • 出店審査が厳しく、日本国内法人登記・年商基準・ブランド権利証明等が必要
  • 初期費用:10万元(約200万円)+年間サービス費6万元(約120万円)
  • 販売手数料:カテゴリにより2〜5%

JD Worldwide(京东全球购)

  • 京東商城運営の越境ECプラットフォーム
  • 家電・産業財・ベビー用品等に強い
  • 出店審査はTmall Globalよりやや緩い
  • 初期費用:1万元(約20万円)+保証金5万〜25万元
  • 販売手数料:カテゴリにより1〜8%

中国向けデジタル展開のロードマップ

フェーズ1(1〜3ヶ月):基盤整備

  • 中国市場リサーチ・ターゲット顧客明確化
  • 繁体字または簡体字の決定
  • サイト要件定義・パートナー選定
  • ICPライセンス取得開始(必要な場合)

フェーズ2(4〜6ヶ月):サイト・WeChat構築

  • 中国語サイト制作・公開
  • WeChat公式アカウント開設・初期コンテンツ投入
  • Baidu Tongji設置・SEO初期対策
  • 業界メディアへのプレスリリース配信

フェーズ3(7〜12ヶ月):集客・リード獲得本格化

  • Baidu SEO継続的改善
  • Baidu PPC広告運用開始
  • WeChat定期コンテンツ配信
  • 業界KOL(インフルエンサー)との協業
  • 展示会・商談会出展

フェーズ4(12ヶ月〜):受注拡大・継続改善

  • 商談化率・受注率の月次レビュー
  • 越境EC出店検討(BtoC品の場合)
  • 中国国内パートナー・代理店ネットワーク拡大
  • WeChat Mini Program等のリッチコンテンツ拡張

中国向け展開のリスクと対処

規制変更リスク

中国は越境EC・データ規制(個人情報保護法・データセキュリティ法)の改正が頻繁。最新動向を月次でウォッチする体制が必須。専門コンサルタントの活用を推奨。

商標・知財リスク

中国市場参入前に中国での商標出願を必ず実施。先に他社に出願されると自社ブランドで販売できなくなるリスクが現実的に発生。

決済・送金リスク

人民元の送金規制、Alipay/WeChat Pay経由の入金管理。中国国内法人または信頼できる代理店経由での運用が必要。

中国語サイト制作 RFP記載事項

  • 対象市場(中国本土/台湾/香港/東南アジア華僑圏)の明示
  • 簡体字/繁体字/両方の選択
  • ICPライセンス取得の要否・取得方法
  • サーバーホスティング(中国国内/香港/日本/米国)の選択
  • Baidu SEO対応の必要性
  • WeChat連携の必要性
  • 越境EC(Tmall Global / JD Worldwide)連携の必要性
  • 多言語サイト(日英中)統合か中国語独立サイトか
  • 中国語ネイティブ翻訳者の関与レベル
  • 運用フェーズの体制(中国国内代理店活用の有無)

中国向けデジタル展開のパートナー選定基準

選定基準7点

  1. 中国本土法人または現地パートナーとの確実な連携体制
  2. ICPライセンス取得の実績数
  3. Baidu SEO/PPC運用の実績と成果数値
  4. WeChat公式アカウント運用の実績
  5. 越境EC出店支援の実績
  6. 中国語ネイティブスタッフの常駐
  7. 規制変更への対応スピード

「中国対応もできます」と謳う日本国内の制作会社は多いですが、実際の中国市場知見と現地対応力には大きな差があります。最低限、過去3年で中国向けサイト構築実績が10件以上、WeChat公式アカウント運用実績が5件以上ある会社を選ぶことを推奨します。

中国市場特有のコンプライアンス

個人情報保護法(PIPL)

2021年施行の中国版GDPR。中国国内のユーザーから個人情報を取得する場合、明示的同意、データ越境送信の事前審査、専門組織の設置等が義務付けられています。違反時は売上高の5%以下の罰金リスク。

データセキュリティ法

中国国内で収集したデータの分類・等級付け・保護義務。重要データは中国国内サーバーでの保管が必須。

サイバーセキュリティ法

重要情報インフラ運営者(CIIO)の認定を受けた場合、より厳格な要件適用。BtoB企業は通常CIIO認定外だが、業界によっては該当する場合あり。

広告法

誇大広告・絶対表現(「最高」「世界一」等)の禁止。違反時は売上高の3倍以下の罰金リスク。サイト・WeChat投稿・Baidu広告すべてに適用。

中国向け予算配分の目安(年商10〜30億円企業)

  • 初年度初期費用:500〜1,000万円(サイト+ICP取得+WeChat開設+初期コンテンツ)
  • 初年度運用費:月30〜80万円(Baidu SEO/PPC+WeChat運用+翻訳+現地パートナー)
  • 2年目以降:初期費用なし、運用費用は同水準で継続
  • 越境EC出店追加時:初期200〜500万円+月20〜80万円

中国市場は投資規模が大きい分、リターンも大きい市場です。BtoB機械・素材・部品分野では1〜2年で投資回収する事例が多数あります。

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よくある質問(FAQ)

簡体字と繁体字、どちらか1つで両方カバーできますか?

いいえ。文字が異なるため、相手国のユーザーから「読みにくい」「翻訳サイトに見える」と評価されます。本気で両市場を狙うなら必ず両方制作。

ICPライセンスは必ず必要?

中国本土にサーバーを置く場合は必須。中国本土の市場を狙うがICPを取らない場合、香港・日本ホスティングで繁体字サイトを置く構成も可能。

Baidu SEOはGoogleと同じ施策でいいですか?

異なります。中国国内ホスティング・ICP取得・国内リンク獲得・メタkeywords・表示速度の重視など、Baidu特有の対策が必要。

WeChatは必須ですか?

中国本土BtoBではほぼ必須。問い合わせ動線・名刺代わり・コンテンツ配信のすべてがWeChat経由になるケースが多い。

Tmall GlobalとJD Worldwideどちらが良い?

BtoC品(食品・コスメ等)はTmall Global、家電・産業財はJD Worldwideの傾向。商材特性とターゲット顧客層で判断。

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