公開日:2026-06-08
著者:UDX 株式会社 コンサルティング事業部
ターゲット KW:食品 海外輸出 / 食品 越境EC / 食品 海外進出
文字数目標:3,000 字
「国産食品は海外で人気」と聞いても、実際に輸出・越境 EC を始めようとすると「何から手をつければいいか分からない」というのが多くの食品メーカー・食品加工業者の現状です。
規制・関税・言語・決済・物流——国内販売とは全く異なるハードルが次々と現れます。
本記事では、日本の食品企業が海外に進出する際の 基本的な流れ・費用・デジタル戦略 を解説します。
農林水産省の農林水産物・食品の輸出実績は、2023 年に初めて 1 兆円を超えました。中でも:
| チャンス | リスク・課題 |
|---|---|
| 「JAPAN」ブランドへの高い信頼 | 各国の食品規制・成分表示要件 |
| SNS で日本食ブームが継続 | 中小企業の輸出手続き知識不足 |
| 越境 EC で小ロットから開始可能 | 物流コスト・関税 |
| 訪日客が「帰国後も買いたい」 | 偽造品・無許可販売への対策 |
「どの国に売るか」を最初に絞ります。全方位対応はリソース不足の中小企業には不可能です。
選定基準:
- 日本食ブランドの認知度が高い国(台湾・香港・シンガポール・タイ・アメリカ etc.)
- 自社製品と類似カテゴリの輸入実績がある国
- 規制ハードルが比較的低い国(最初はアジア圏が取り組みやすい)
UDX 推奨ツール:ジェトロの「世界はいま」「国・地域別情報」→ 対象国の規制・市場データを無料で確認できます。
最も重要なステップです。食品は 各国の食品安全規制に適合しない限り輸出できません。
| 国 | 規制機関 | 主な要件 |
|---|---|---|
| アメリカ | FDA(米国食品医薬品局) | FSVP(海外供給者確認プログラム)、成分ラベル英語表示 |
| EU | EFSA | 食品添加物の EU 承認リスト確認、栄養成分表示義務 |
| 中国 | GACC | GACC(中国税関総署)の事業者登録、中国語ラベル |
| 台湾 | TFDA | 原材料の成分申告、繁体字ラベル |
| シンガポール | SFA | 特定食品カテゴリは事前登録、ハラール認証(対象製品のみ) |
まず確認すること:輸出したい製品カテゴリが対象国で「輸入禁止・制限品目」に当たらないか。例えば、肉類・乳製品は多くの国で厳格な規制があります。
特徴:リスクが低く始めやすい。ただし利益率は低く、ブランドコントロールが難しい。
特徴:利益率が高く、ブランドを守れる。ただし物流・返品対応・言語対応が必要。
主要プラットフォーム:
- Amazon Global Selling:日本の Amazon セラーアカウントから海外向けに出品
- Shopify + 多通貨決済:独自の越境 EC サイトを構築
- Lazada / Shopee(東南アジア):現地の大手 EC に出店
- Tmall Global(中国):規制が厳しいが市場規模は大
特徴:ブランディング効果が高い。交渉に時間がかかる。
輸出チャネルを整えても、「見つけてもらえない」ままでは売れません。
輸出先の関税率は HS コード(国際統一商品分類コード)で確認。日本の EPA(経済連携協定)を活用することで関税が減免される場合があります。JETRO の「タリフ&レギュレーション」ツールで検索可能。
越境 EC で必要な多通貨・多決済手段:
- Stripe / PayPal:グローバル標準
- Alipay / WeChat Pay:中国向け
- 地域別決済(Paynow-シンガポール、PromptPay-タイ etc.)
UDX 株式会社は、食品業界の海外進出を デジタルマーケティング × 経営 DX の両面から支援します。
まず「自社に何が必要か」を把握するなら:
食品の海外輸出・越境 EC は、正しい順序で進めれば中小企業でも十分実現できます。
「どこから始めればいいか分からない」という方は、UDX の 30 分無料相談 をご活用ください。現状をヒアリングした上で、御社に最適な進め方をご提案します。
著者:UDX 株式会社 コンサルティング事業部
設立 2021 年 / 海外デジタルマーケティング × 経営 DX ソリューション
グループ実績:50 ヶ国・1,000 案件以上(PROVENANSグループ)