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LINE公式アカウント短報|2026年10月の追加メッセージ改定で先に見る1点

作成者: UDX 編集部|Aug 15, 2026, 12:22:23 AM

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LINE公式アカウント短報|2026年10月の追加メッセージ改定で先に見る1点

2026年10月1日、日本のLINE公式アカウントで、追加メッセージの単価が「月20万通まで1通3円、それを超えた分は1通2.5円」(税別)に変わります。対象は日本のみです。台湾・タイのアカウントには、この改定は適用されません。今日やる実務は1点です。日本のスタンダードプランで、Official Account Managerの「追加メッセージ数の上限目安」を開き、通数と円換算が10月以降の単価で問題ないかを確認することです。

当コラムで注目する用語
  • LINE公式アカウント(OA):企業・店舗向けのLINEアカウント。日本ではLINEヤフーが提供。
  • 追加メッセージ:無料メッセージ通数を超えて送る配信。スタンダードプランのみ利用可。
  • 上限目安:追加メッセージの通数キャップ。超えると配信が止まる、と公式が説明。
  • Messaging API:ボットや外部システムからメッセージ・リッチメニューを扱うAPI。
  • リッチメニュー:トーク画面下部の画像メニュー。作成経路で分析の取り方が分かれる。
  • messageEdited:グループトークでユーザーが文面を直したときに届くWebhookイベント(2026年8月12日追加)。

アジアのCRMでLINE公式アカウントが担うこと

台湾とタイでは、LINEが日常の連絡手段として残っています。販促、予約、購入後の案内を、メールやSMSだけに寄せると、現地の担当が返信しにくい、という現場が続きます。日本本社が「アジアのCRM」と書くとき、実体は国ごとのLINE公式アカウントであることが多いです。

料金と機能の更新は、国の管理画面ごとに起きます。日本法人のアカウントで10月に単価が変わっても、タイ法人のアカウントの請求は別です。Messaging APIの料金ページは、日本・台湾・タイ・その他で案内先を分けています。

短報で全部の国の単価表を追う必要はありません。先に見るのは、請求が発生している国と、配信が「メッセージ配信」なのか「チャットの往復」なのかです。

料金の骨格は2023年6月の3プランのまま

日本の基本プランは、コミュニケーション(月額0円・無料200通)、ライト(月額5,000円・無料5,000通)、スタンダード(月額15,000円・無料30,000通)です。金額は税別。LINEヤフー for Businessの料金プランページ(2026年8月確認)にこう書いてあります。

追加メッセージを使えるのはスタンダードだけです。コミュニケーションとライトは、無料通数を超える配信ができません。超えた分を送りたい場合は、プランを上げる必要があります。

開設時はコミュニケーションプランです。ライトやスタンダードへは、開設後に変更します。機能の差はほぼなく、差は無料通数と追加配信の可否、と公式FAQが説明しています。

2026年2月16日発表——10月1日に追加メッセージの単価が変わる

LINEヤフーは2026年2月16日、「追加メッセージ料金改定」を出しました。適用日は2026年10月1日。対象国・地域は日本のみ、と本文に明記されています。3月31日に適用日を、6月30日に上限の変更を、同じ記事で追記しています。

新単価は、月20万通までの追加メッセージが1通3円、20万通を超えた分が1通2.5円(税別)です。公式の試算例は次のとおりです(追加メッセージの見込み通数に対する費用。月額固定費は含みません)。

追加メッセージの見込み20万通まで20万通超過分合計(税別)
20万通60万円0円60万円
50万通60万円75万円135万円
300万通60万円700万円760万円

いまの料金ページは、200,000通の例として「(50,000通×3円)+(50,000通×2.8円)+(100,000通×2.6円)=550,000円」を載せています。同じ20万通でも、改定後の公式試算は60万円です。段階単価が2段階の固定単価に寄る、という読み方ができます。10,000,000通以上は問い合わせ、と現行ページにあります。

上限359万通と、上限目安の円換算

同じ2月16日の記事(6月30日追記)は、追加メッセージの上限値も変える、と書いています。上限引き上げの承認後の最大は359万通。それを超える設定は認定セールスパートナーへ相談、です。いま359万通を超える上限が付いているアカウントは、2026年10月から359万通へ引き下げます。

上限目安の機能も、10月以降は新料金で換算します。同じ通数でも、利用料金の上限額が高くなる可能性がある、と公式が注意しています。円の上限を維持したい場合は、通数側を先に直してください。

上限は目安です。連続配信などでは、設定を超えて送られることがある、と料金プランページが書いています。上限目安を0にしていても、利用状況によっては追加料金が出ることがある、ともあります。追加メッセージを使うには、スタンダードにしたうえで上限目安を設定する必要があります。Messaging API側から送る場合も、マネージャーでの設定が先です。

通数に入る送信と、入らない送信

通数は、「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」です。1回の配信で吹き出しは最大3つまで。課金対象は、メッセージ配信(絞り込み・ステップを含む)と、Messaging APIのPush/Multicast/Broadcast/Narrowcastです。

入らないのは、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Messaging APIのReply APIです。1対1の問い合わせ対応をチャットとReplyで回しているアカウントは、配信通数と請求が一致しないことがあります。CRMの「応答」と、一斉配信の「Push」を、社内の通数表で分けてください。

Messaging APIの料金ページも、プッシュ・マルチキャスト・ブロードキャスト・ナローキャストはカウント、応答メッセージはカウントしない、と分けています。ブロック中や存在しないユーザーIDへの送信は通数に入らない、とも書いています。公式の例では、メッセージオブジェクトを4件指定したプッシュを、5人のトークルームへ1回送ると、通数は5通です。オブジェクトの件数は通数に入りません。

支払いのタイミングは、月額固定費が月初前払い、追加メッセージが月末締め翌月10日頃後払いです(クレジットカード。請求書は認証済アカウント)。10月分の追加メッセージは、11月上旬の請求で初めて新単価が見えます。月中のアップグレードは、差額を払うと当月から適用され、無料通数の差分が付く、と料金プランページが説明しています。

2026年5月26日——リッチメニュー一覧のレート制限

LINE Developersは2026年5月7日に予告し、5月26日に「リッチメニューの配列を取得する」エンドポイントのレート制限を変えました。変更前は2,000リクエスト/秒、変更後は10リクエスト/秒です。他のエンドポイントの制限は変えていません。

起動時に全リッチメニューを毎回一覧取得しているボットは、ここで429や失敗が出ます。一覧はキャッシュし、個別のリッチメニュー操作は別エンドポイントのまま、が公式の数字に沿います。

アジア向けに国別ボットを並べている場合、制限はチャネル(ボット)単位です。日本とタイでチャネルが分かれていれば、片方の負荷は片方にしか効きません。同じチャネルに各国のメニューを載せていると、一覧取得の頻度が先に問題になります。

2026年7月1日——APIで作ったリッチメニューの統計

2026年7月1日、Messaging APIで作ったリッチメニューの表示回数・クリック数などを取れるようになりました。追加されたのは、統計の合計取得と、日別取得です。

従来、Official Account Managerの「分析 - リッチメニュー」で見られたのは、マネージャーで作ったメニューだけでした。APIで作ったメニューの数字はマネージャーに出ません。逆に、マネージャーで作ったメニューの数字は、今回のAPIでは取れません。

実務の切り分けは単純です。メニューをAPIで出しているなら、統計もAPI側です。マネージャーの画面だけ見て「リッチメニューが効いていない」としないでください。国別アカウントで作成経路が違うと、同じ週次レポートに数字が混ざりません。

2026年8月12日——グループトークの編集イベント

2026年8月12日、LINE公式アカウントを含むグループトークで、ユーザーが送信済みテキストを編集できるようになりました。Messaging APIには、編集イベント(messageEdited)が足されています。

公式の表では、編集イベントはグループトークのみです。1対1のトークと複数人トークは対象外です。イベントには応答トークン(replyToken)が含まれるので、編集後の文面に公式アカウントから返せます。

B2Bの現場グループに公式アカウントを入れている場合、注文内容や納期の訂正が、編集として届くことがあります。Webhookが編集イベントを捨てると、ボットは古い文面のまま動きます。1対1のカスタマーサポートはこの対象ではない、と公式表が示しています。SDKの対応状況は、各Messaging API SDKのリリースノートを見る、と公式が案内しています。

今日やる実務対応1点

対応は1点に絞ります。日本のスタンダードプランで、LINE Official Account Managerの「利用と請求」から追加メッセージ数の上限目安を開き、いまの通数キャップをメモすることです。

見る順番は次です。(1) キャップが359万通を超えていないか。(2) 同じ通数を10月以降の3円/2.5円で掛けた円額が、社内の予算上限に収まるか。(3) 収まらないなら、通数側を9月中に下げる。

代理店への依頼文は短くて足ります。「日本アカウントの追加メッセージ上限目安の通数と、10月1日以降の円換算。359万通超の有無」です。台湾・タイのアカウントは、この改定の対象外なので、同じ依頼に混ぜないでください。

国と作成経路を分けて読む

10月の単価改定は日本のみです。タイ・台湾の料金は、各国のLINE Official Account案内を見てください。日本の60万円(追加20万通)を、タイの予算表に転記しないことです。

リッチメニューの分析は、作った場所で分かれます。APIとマネージャーを併用していると、クリック率が片方にしか出ません。週次のKPIは「どちらの経路のメニューか」を1行書いてください。

グループの編集イベントは、1対1のCRM画面には出ません。現場グループ運用があるアカウントだけ、Webhookの対応表に messageEdited を足します。

よくある質問

Q. 10月の改定は台湾・タイの公式アカウントにも効きますか。

いいえ。LINEヤフーの2026年2月16日発表は、対象を日本のみと書いています。Messaging APIの料金ページも、国・地域で案内を分けています。

Q. チャットの返信も追加メッセージに入りますか。

料金プランページは、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Reply APIはカウントしない、と分けています。一斉配信とPush系APIが通数側です。

Q. 今日いちばん先にやることは何ですか。

日本のスタンダードプランで、追加メッセージ数の上限目安を開き、359万通と10月以降の円換算を確認することです。

出典(2026年8月調査)