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Bing/Copilot検索アップデート短報——AI検索時代のSEO実務

作成者: UDX 編集部|Aug 20, 2026, 6:24:01 AM

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Bing/Copilot検索アップデート短報——AI検索時代のSEO実務

青いリンクの順位だけを見ていると、CopilotやBingのAI要約での「引用」を見落とします。Bing Webmaster Toolsには、サイトがAI回答の出典としてどう引用されているかを見るAI Performanceが公開プレビューで入りました。海外向けサイトを持つ企業が今週やる1点は、検証済みサイトでAI Performanceを開き、引用されているURLとIndexNowの有無を1行表に残すことです。本記事では公式発表の要点と、その1点を短報で整理します。

先に決める実務1点:AI PerformanceとIndexNowを同じ表に書く

海外EC・SaaS・B2Bリードの英語サイトで、Google Search Consoleだけを週次確認しているチームは多いです。Bing側では、インデックスと検索パフォーマンスに加え、AI回答での引用が見えるようになりました。今週の実務は次の1点です。「サイト検証日/AI Performance最終確認日/引用トップURL3件/IndexNow有無」を1行表にする。

表の例:「example.com/検証2026-08-01/AI Performance 2026-08-20//pricing /faq /guide/IndexNow=ON」。AI Performanceが空でも、検証とサイトマップ提出が終わっていれば「未計測」と書きます。空欄のまま「Bingは見なくてよい」と社内報告しない方が安全です。

この1点を先に決める理由は、後段の機能追加(IntentsやCitation Share)を見る前提が、検証済みアカウントだからです。未検証のまま機能名だけ社内資料化しても、画面が開きません。

2025年3月:Webmaster Tools内のCopilotが全ユーザーへ

Bing Webmaster Blog(2025年3月)は、Copilot in Bing Webmaster Toolsが全ユーザーに利用可能になった、と発表しています。サイト固有の質問応答チャット、パフォーマンスのデータ洞察、学習リソースが主な機能です。当時は英語のみで、他言語は今後追加予定、と書いています。

これは「検索結果のCopilot」そのものではなく、Webmaster Tools内の作業アシスタントです。混同すると、社内説明がずれます。英語UIで問い合わせる前提なら、海外マーケ担当が先に触り、日本語チームは画面キャプチャで共有する運用が現実的です。

全ユーザー開放の意味は、招待制プレビューが終わった、という点です。権限があれば、サポート窓口に聞く前に、自社サイトのクロールやインデックスの質問をCopilotに投げられます。

2026年2月:AI Performance公開プレビュー

Bing Webmaster Blog(2026年2月)は、AI PerformanceをBing Webmaster Toolsの公開プレビューとして紹介しています。対象は、Microsoft Copilot、BingのAI生成要約、一部のパートナー連携で、自サイトのコンテンツが生成回答の出典として引用される様子を見る、という位置づけです。青いリンクだけでなく、AI回答での参照も可視化する、と説明しています。

ダッシュボードが測るものとして、総引用数(Total Citations)、1日あたりの平均引用ページ数(Average Cited Pages)、グラウンディングクエリ(Grounding queries)、ページ単位の引用、時系列の推移、が並びます。公式は、引用回数であって順位・権威・回答内の役割を示すものではない、と注意を書いています。robots.txt等のコンテンツ所有者の設定は尊重する、とも明記しています。

GEO(Generative Engine Optimization)向けツールへの初期ステップ、という表現もあります。社内資料では「GEOスコアが付いた」とは書かず、「Microsoft系AI回答での引用が見える」に留めます。

何が見えて、何が見えないか

見えるのは、サポート対象のAI体験での引用パターンです。どのURLがよく参照されるか、どのクエリ句で取り出されたか(サンプル)、引用が時間とともにどう変わるか、です。見えない・示さないものとして、公式は順位や権威スコア、回答内の表示位置を挙げています。

ChatGPTやPerplexity、GoogleのAI Overviews全体をこの画面だけで把握する、という読み方は公式の対象説明と合いません。パートナー連携は「select partner integrations」と書かれ、一覧の完全公開ではない表現です。社内KPIを「AI引用=全エンジン」にしないでください。

実務では、Microsoft系(Copilot/Bing要約)の引用を週次で見て、他エンジンは別の手動確認や別ツールに分ける、という二層が安全です。計測の定義が違うものを1本の折れ線にしない方がよいです。

2026年6月:Intents/Topics/Citation Share/Compare

Bing Search Blog(2026年6月)は、AI Performanceを拡張する4機能をグローバルにプレビュー開始した、と発表しています。IntentsはグラウンディングクエリをInformational、Commercial、Navigational、Learn and Solve、Research、Creation、Localなどに分類します。Topicsは関連クエリをテーマ単位に束ねます。Citation Shareは、あるグラウンディングクエリについて、全サイトの引用のうち自サイトが占める割合です。Compareは期間同士を重ねて推移を見ます。

公式は、Citation Shareを観察用の指標であり、ランキングシステムでも競合スコアボードでもない、と書いています。競合ドメインの露出、トラフィックシェア、品質スコアの付与はしない、とも明記しています。AIの引用はモデル更新や鮮度、需要変化で動く、という前提です。

プレビュー段階では、IntentsやTopicsのラベル品質がこれから改善する、と公式も書いています。数値をそのまま「勝敗」にしないで、どのテーマで引用されているかの仮説作りに使います。

IndexNow:更新を早く知らせる

AI Performance導入記事は、AI回答で最新版が参照されるにはコンテンツの鮮度が重要で、IndexNowが追加・更新・削除を参加検索エンジンに通知する、と説明しています。開始は indexnow.org、という案内です。Bing Places for Businessは、店舗の住所・営業時間などのローカル情報をAI回答に載せる文脈で併記されています。

海外向けサイトでCMS更新が多い場合、サイトマップ定期送信だけだと、更新検知が遅れることがあります。IndexNowをONにしたら、表の「IndexNow有無」列を更新日付きで残します。ローカル店舗ページがあるブランドは、Bing Placesの情報が古くないかも同じ週に確認します。

IndexNowは「順位が上がるスイッチ」ではありません。変更を早く見せるための通知です。引用が増えたかどうかは、AI Performanceの時系列で別途見ます。

コンテンツ改善の公式ヒントを実務に落とす

2026年2月の記事は、引用されているページとグラウンディング句を見て、深さ・構造・根拠・鮮度・表記の一貫性を改善する、と書いています。見出し・表・FAQ、データと出典、テキストと画像・動画の意味の揃え、が例です。これは新しいアルゴリズムの秘密公開ではなく、既存のSEO/LLMOでやっていることの延長です。

日本企業が英語サイトを直すとき、先に「引用ゼロの重要URL」を洗い、FAQと出典リンク、リード直下の結論文を足す、という順が現実的です。社内のコラム公開ゲート(meta description、FAQ、出典)と方向が近いです。Bing専用の別文体を新設する必要はありません。

改善後は、Compareで前後期間の引用を見て、仮説が当たったかを残します。Citation Shareが下がっても、総引用が増えていることがあります。片方だけ見て「失敗」としないでください。

週次チェック:Search ConsoleとBingを並べる

週次の表は、Google Search Consoleのクリック/表示と、Bingの検索パフォーマンス、AI Performanceの総引用・トップURL、IndexNow状態、の4列で足ります。担当が分かれているなら、同じスプレッドシートを更新日付付きで共有します。

未検証サイトは、まずBing Webmaster Toolsで検証し、サイトマップを出します。その後にAI Performanceを開きます。機能名だけ知っていて画面がない、という状態をなくすのが先です。

代理店に任せている場合も、検証オーナーが自社ドメイン側にあるかを確認します。代理店アカウントだけにデータがあると、契約終了後に引用履歴が追えません。自社メールでオーナー権限を残すのが最低ラインです。

よくある質問

Q. AI PerformanceはGoogleの順位の代わりになりますか?

A. なりません。Microsoft系のAI回答での引用を見る機能です。青いリンクの順位や権威スコアではありません。

Q. Citation Shareが高いほど、検索1位ですか?

A. いいえ。公式は観察用指標で、ランキングや品質スコアではないと書いています。あるクエリでの引用の取り分の目安です。

Q. 今週やることは何ですか?

A. 検証済みサイトでAI Performanceを開き、引用トップURLとIndexNowの有無を1行表に残すことです。

Q. Webmaster Tools内のCopilotと、検索のCopilotは同じですか?

A. 違います。2025年3月の発表は、Webmaster Tools内の作業アシスタントです。AI Performanceが見るのは生成回答での引用です。

出典

調査時点:2026年8月。プレビュー機能の表示はアカウントにより差があり得る。二次メディアの合算数値は未使用。